「学区市民と教職員の協同イベント「GAKKO中曽根」」



ファシリ


  <埼玉県・中曽根小学校 「学区市民と教職員の協同イベント『GAKKO中曽根』」>    

 こんにちは。雪の中ですね、埼玉から車で参りました。関越が事故って一時間も渋滞しまして、川越
からは160キロで2時間ちょっとで高速をおりました。                    
 それから資料の中にこんな文字ばかりの字が文章があるんですが、最初の2枚くらい読みとばしてい
ただいて、3枚目くらいから写真や絵が入ってきて、私の今勤務しています、埼玉県の吉川市の中曽根
小学校というのはどこにでもある中規模、この辺だと大規模かな。650人児童数の19学級の小学校
です。今回は融合の仲間に入れていただきまして、上越のフォーラムのメールをたくさん寄せていただ
いたんですが、地域的にもとても保守的で保護者の中にもそれでほど自発的な方が少ないところですし
それから教育委員会もですね、あまり社会教育とか生涯学習に関は心が低いところですね。     
特にですね、地盤沈下が激しいのは学校の校長先生ですね、宮崎先生みたいな方でなくて、私が来た時
にはですね、とんかく私は何も聞いていない、というのを連発する校長先生というふうに聞いています
(笑)どんなことがあっても私は聞いていない。話したことであっても、私は聞いていない。そのため
にですね、PTAとトラブルって不本意な異動をしてしまったんですけれども、今度来た人はなんでも
だめ。校長としては有名な校長で、とにかく責任をとるようなことは一切してもらったら困るというこ
とで、リスクはなくしましょう。なるべくなくしましょう。リスクをなくすためだったらどんなハンデ
もします。                                         
 こんな地域こんな学校の中でどこをちょっと一味かえると、たとえば秋津小とか鹿沼とかさっきの小
千谷とか新潟のメールにたくさん送ってくるような学校にですね、変えれるのかなあなんてのを、PT
Aの皆さんとお酒を飲みながら、相談してきっかけづくりにすすめたのがこのGAKKO中曽根です。
どこにもある学校でバザーよく皆さんPTAでやっていますよね、授業参観もしている。この授業参観
とバザーを一緒にしているところもたくさんあると思います。何とか小まつりとか、何とか小バザーと
かですね。やっていると思うんですけど、うちの学校でやっているのは名前、おもしろい名前をつけま
した。GAKKO中曽根という名前で今うちの市内ではGAKKOは子供たちに有名で、GAKKOが
あるから中曽根小が大好きだという子供たちが卒業生の文集のなかにもたくさん書いてくれるような学
校です。こんなところで名前をちょっと変えるだけでとっても関心をにぎっています。授業参観にも、
たとえばちっちゃな子供達が普段あそんでいる。おじいちゃん達がですね、おばあちゃんをつれて一緒
に遊びに行ったりとかですね、それから卒業した中学生になった子供達が学校に来てですね、エレキの
バンドでも披露としたり、一人の子供がみんなの前で手品のコーナーを作ってやってみたりと、中学校
の中ではなかなか表現する場がないんだけれども、母校である小学校に帰ってくると、すごくみんなか
ら喜ばれて意識をかたづいているんですね。さてあの毎年集まってくるGAKKOが今同窓会みたいに
なっているんですよ。やっぱりたとえば,岸さんの学校に行ったときにですね、こんな学校に出来たら
素晴らしいなと思いがございました。それから一応PTAの連合会にも宮崎会長先生から以前お話して
もらっていますから、何も知らない方でも秋津ってすごいな。保護者の中にもPTAの中にも気がつい
た職員とかそれから地域の市民がいます。いろんな新聞読んだり雑誌を読んだりして自分の学校こんな
風に変えていきたい。という思いがたくさん地域の中にあるのにどうもうまくきっかけがつかめない。
そのきっかけがどうも学校というへいの中でどこか風穴があいていないと、なかなか進入出来ないじゃ
ないかというところがどっちもあるんじゃないかと。それをですね、今日は2つPRをしにきました。

埼玉・中曽根小


一つはGAKKO中曽根のこと、もう一つは学校事務職員の事、私学校事務職員をやっているわけなん
ですけど、学校事務職員の方からこういったところにちょっと風穴をあけたら秋津小とか今回の発表に
ある学校が全国でもう少し増えていくきっかけになるんじゃないかなぁと思って、学校事務職員のPR
にきました。この実行委員会の中にもそこにいる松野さんとか阿久津さんとか棚橋さんとか初めて学校
事務職員の方に職業的に接してなかなか面白い人達がいるんだなぁということがわかってもらえたらう
れしいです。資料の中で詳しい話しは時間が有りませんので、あとでかえさせていただきたいと思うん
ですが、あのいくつか職員とですね、それから保護者地域のスポーツ団体のお父さんなんかとお酒を飲
んだ中で話をする中で、培ってきた言葉がいくつかあります。私達のこのイベントには役所の職員もた
とえば、防災のところには休みの日なんですけれども、市役所の防災係長が係りの人を連れて、災害備
蓄品を説明したりですね、その日のために資料を作ってくれたりとかしてきます。それから社会福祉協
議会も休みを返上して皆さん来てくれます.それから学区の中のケーキ屋さんであるとか、畳屋さんで
あるとか、お蕎麦屋さんであるとか、そういった人達もみんな学校に集まってくれて、いろんなワーク
ショップをもってくれます。そういう集まりの中でですね、やっぱり一つの言葉として中曽根って学区
でまちづくりをしていこうという話しが今出ています。どこでやっていこうかというときにいろんなと
ころでまちづくりできると思うんですけど、学校が一番身近な公共施設ですね。なんとなく子供も達も
いるし、口実もつけやすい。ただ大人達が集まるのはなかなか集まっても離れちゃうんで、子供達に何
かおもしろことやらせよう、子供達に何か気づかせようということをキーワードに始めました。ですか
ら、あんまり主導権は大人は持っていません。子供達のアイデアもずいぶんしっかり入っています。 
たとえば、その中でですね、今年あのうちの学区の中にいる庄田さんというおじいちゃんがいるんです
が、皆さんご存知かと思うんですけど、小学校で今年から竹馬とか一輪車が授業の中に登場します。今
まで学校でなかったんで、学校でかわなきゃいけないんですけど、体育のほうから竹馬買ってください
とくるわけです。カタログを見るとアルミ制のポールの竹馬がずらっとならんでとんでもない値段がつ
いているんです。それ、40基なんて、とんでもない値段になるわけなんですけど、どうも自分が子供
のときに見ていた竹馬と違う。子供に聞いてみると竹馬が何で竹馬というかわからない子供達がたくさ
んいるんですね。 そんな話しを市民体育祭の反省会で私とPTA会長が一生懸命話しをふりまして、
そしたら、庄田さんというおじいちゃんが「先生わしが竹馬教えてやるよ」とかなんかいったらしいん
ですね。私もそのときにやろうやろうと話しをしたけど、結局忘れてしまいまして、その三日後にです
ね、事務室の前に本当に立派な竹馬がこっそり立てかけてありました。急遽ですね、このGAKKO中
曽根が2日後に迫っていたんですけど、手作り竹馬教室をやって、当日ちらしを配布してやってみたと
ころですね、子供達もたくさん来たんですけど、いまのお父さんお母さんで竹馬の作り方を忘れてちゃ
った人がたくさんいるんですね。そういった方達がたくさん来て子供達に竹馬を作ろうということで 
50組くらい作ったんですけど、そのうちの30組くらいはお父さんお母さんがもったいないからとい
って持って帰っちゃいました。これから家庭の中で一緒につくっていこうという話しなんですけど、そ
んなときにたとえば学校に勤めているとですと、生活文化というものをとっても今感じています。  
何百年それから何十代も続いていてがき大将から子供達も親から子へ伝える、たとえば竹馬一つとって
もですね、この数十年間でみんな無くなっちゃおうとしています。そういうことをですね、学校の中で
はどこにも教える事がなくて、地域の文化とかからまるっきり、何にも関係のないところで学校が進ん
でいくというところについてみんなで何とかそれを変えていこうということで、今度3月の参観に親子
竹馬追加教室をPTAで家庭教室で作っています。一輪車もですね、子供達にアンケートを取ったらほ
しいという事でですね、職員がちっとも参加しなかったんですが、GAKKOの収益金をみんな児童会
にあげるよといったら、ほぼ全員の先生たちが屋台村いに協力してくださいました。        
昔学生時代たこ焼を売っていたですとか、金魚すくいを1回やりたかった人達がいろいろ集まってきて
みんなでそろいのはっぴを着てみんなで大変楽しくやりました。子供達は金魚すくいができて一番楽し
かったようです。                                      
そういう中で学校と地域それから学校職員とPTA、学校と保護者、地域の方々、エネルギーはたくさ
んあるのにどっかのきっかけでちょっと手を加えれば何かが生まれていくということのヒントをこれか
らさがしていきたいなぁと思っています。ですから今日のあとの場でもですね、私があんまり説明する
事よりも難しい地域、難しい学校、堅物の校長先生の学校でどうやったらこんなところに穴をあけてい
けるのかなぁということを相談できればと思っています。よろしくお願いします。         


埼玉・中曽根小