「子ども達といっしょに 〜地域も学校なんだ〜」


ファシリ


   <小千谷市・社会教育課 真人小学校 「子供と一緒に〜地域も学校なんだ〜」>  

 皆さん、始めまして。小千谷市教育委員会社会教育課の藤巻と申します。よろしくお願いし
ます。資料のほうはですね、皆さんにいっていると思うんですよ。黄色いちらしの「子供達と
一緒に地域も学校なんだ」というのをみていただければと思います。           
 小千谷市では2002年、学校五日制に向けて学社融合推進モデル事業というのを市内の5
つの小学校を対象に、実施しました。本日はその中の小千谷市立真人小学校の取組みについて
ご紹介させていただきたいと思います。                        
 少し、真人小学校の紹介をさせていただきたいと思います。真人小学校は中魚沼郡川西町に
隣接する、市の南部地域に位置する真人町というところにあります。児童数74名、教職員数
10名の学校です。校区の人口は1200名ほど、世帯数は300世帯ほどになります。学校
では、緑の少年団、スポーツ少年団等の活動や地域に学ぶ総合学習のほうにも力を入れていま
す。では、どのように学社融合事業の方に取組んでいったかを紹介したいと思いますが、まず
真人小学校区にですね、学校と地域が一体となって子供達の教育をしていこうというふうに呼
びかけましたところ、子供達の教育について考えたいとか、子供達に関わっていきたいという
方達が集まりまして、MATTO MAP 隊っていう実行委員なんですけれども、そちらの方が結
成されました。                                   
 MAP隊では学社融合事業の企画とか運営の方を実際に行なっています。最初に何回かミー
ティングを重ねていったんですが、最初に真人の子供達の教育について考えようということで
子供達と一緒にいろんなことをやるということで、学校も地域も行政もみんな手をつなぎ力を
合わせていくことができる。それから真人をよく知って大人と子供と一緒に楽しめばみんな元
気がでてくるという二つの方向をみんな確認しあいました。そのために何をやったら子供たち
とどんなことをやったらいいのかということを考えましたところ、おおきな真人宝物MAPとい
うのをつくって、それを目的に活動を進めることにしました。具体的には、MAPを作るため
に、ちらしのほうにもあるんですけれども、春には「まっとまち歩き」それから夏に「ほたる
祭り」「川の探検隊」、秋に「まっとまち歩き」をして大きな宝物MAPを完成させました。
今後これらの活動をカルタにまとめてカルタづくり、カルタ大会を予定していく予定です。 
それではここで少し、スライドを見てこれらの内容をご紹介したいと思います。      

小千谷・真人小



〜スライドを使いながら〜                              
こちらは春のまち歩きの様子です。5つのテーマに分かれて地域の方と小学生と一緒にまち歩
きを実施したんですが、これは善光寺ラインを歩こうということで、善光寺ラインをあるいて
いるわけです。それから鳥になって高いところから真人を見てみようということで、活動した
班の様子です。それから小川を観察しようということで小川班の様子です。こちらは午後にな
ってからまち歩きで調べたことを大きなMAPに移している風景です。これは7月1日に行な
われました、ほたる祭り。そして、この頃に地域でどの家庭でもつくっていたちまきづくりを
子供たちと一緒に地域の人達と実施しました。こちらは川の探検隊で小千谷市に流れる信濃川
みんなで遊ぼうということで信濃川に実際に入って遊びました。ちょうど大雨が途中から降っ
てきたので全部実施できなかったのですが、こちらの方は夏休みに実施しました。こちらは秋
のまっとまち歩き。これは今までは全部学校がお休みのときに実施していたんですけれども、
こちらは授業のある土曜日に実施しました。こちらの8つのテーマに分けてそば作りをしたり
秘密基地を作ったり、工作したり、また絵を書いたりしました。午後からはみんなで詩を作っ
てまた大きな宝物MAPに調べたことを入れてこちらを完成させました。         
こちらはMAP隊のミーティングの風景です。毎回わいわいがやがやと楽しくやっています。
以上でスライドの方は終わります。                          

 今までの活動の中で普段何気なく見過ごしていたものが、子供たちには新鮮な感動を与えて
大人達とってはは地域の再発見になった。一緒に参加して子供たちと挨拶をかわすようになっ
た。ふれあいが生まれてきた。こどもの教育について今まで考えたことがなかった。子供たち
にかかわれて楽しかったという、皆さんの声が寄せられ、少しずつでも地域のつながりが生ま
れてきているのではないかと思います。また詳しい取り組みについてはポスターセッションの
方で聞いていただければと思います。ざっとですが、以上で発表を終わります。      



小千谷・真人小