「千葉県のI T 講習会について発表させて戴きます!」



ファシリ



     <千葉・君津市、NPO LIT 「千葉県のIT講習事情についての発表」>   

 斉藤と申します。よろしくお願いします。                      
本日はこれまでのような融合実践例とは少し異なる視点から発表させて頂きます。 それは来
年度から本格的に実施されるIT講習と学社融合についてです。各自治体はこのことで非常に
困っています。細かいことはポスターセッションでお話することにしまして、ここでは、この
IT講習を成功させることが、ますます学社融合を促進させることにつながる、というお話を
千葉県での具体例も交えて紹介させて頂きます。                    

千葉君津市LIT


(パワー・ポイントを使用して)                           
題しまして「学社融合とIT講習」についてです。                   
何故IT講習が成功すると学社融合がさらに進むのかと言いますと,今回圧倒的にIT講習が
実施されるのは自治体の公共施設、特に地元の小中学校がメイン会場となります。これまでに
例を見ないくらい大勢の地域住民が学校に来ることになります。学社融合を促進するには、ま
ずは地域住民の方が実際に学校へ足を運んで頂かなくてはなりません。しかし、なかなかそれ
が思うように行かないところに歯がゆさがあります。しかし、IT講習が開催されるとなると
否が応でも大勢の方が来られます。融合活動に向けて、これは何よりものチャンスです。です
から、何としてもIT講習を成功させることによって、さらに開かれた学校を目指し地域住民
の方々には学校の方にこれまで以上に興味関心を持ってもらいたいと考えているところです。
しかし、例え学校の責任でなくても、今回の講習が失敗に終われば、学校で開催された講習と
して悪いイメージを与えてしまうことにもなりかねません。自分たちの責任による失敗ならま
だしも、主催は各自治体にある訳ですから、学校はたまったものではないと思うのです。  

 現在の活動の中心は、行政とパソコン指導のプロたちとを結び付けることにあります。受講
者主体の講習実現のためには、三者が三位一体となって知恵を絞り合うことこそが何よりも必
要であると考えているからです。この実現に向けて、我々は「NPOゴールデントライアング
ル」と勝手に命名し、日々千葉県全域を飛び回っているところです。LITは、既に君津市よ
り来年度10講座分の外部委託講習を依頼されています。宮崎会長がいらっしゃる習志野の教
育委員会からはまだお誘いがないのですけれども、一つよろしくお願いします。      

 最後になりますが、本日集られた学校関係者の方々にもお願いがあります。教育委員会以外
の部門が中心となって計画を進めている自治体は、現実的な講習計画になっていない場合が多
く見受けられます。タイム・スケジュールはしっかりしていても、肝心の中身の確認がほとん
どおろそかになっています。教育委員会が計画を立てている自治体も似たり寄ったりです。生
涯学習課と学校教育課とがあまり連携が取れていないのです。いずれにせよ、開催する方の論
理が先に立ち、肝心の受講者の立場がおろそかになっているということです。受講者主体で考
えれば、自ずとあるべき姿は見えてくると思います。そこで、お願いと言うのは、少なくとも
勤務されている学校の計画がどのようになっているのかを確認して頂きたいということです。
むろんこれは本来やらねばならない業務ではありません。しかし、万が一にも不評を買うよう
な講習になってしまっては、これまでの地域活動に水を指すことにもなりかねません。ぜひ、
担当部署にご確認をお願いしたいと思います。そして、できれば担当部署が困っているのは事
実ですから、少しでもご協力願えればと思います。                   

より具体的な提言や問題点については分科会でお話したいと思いますので、ご参加をよろしく
お願い致します。                                  


千葉君津市LIT