「学校と地域の融合教育研究会」の歴史

【発足前】

農文協主催「第11回 自然と食と教育を考える研究会」に宮崎が、仙台市シニアネットワーク事務局長庄子平弥のコメンティーターとして参加。「秋津のような情報を交換し合う集まりが欲しい。」との話が出る。於、東京神楽坂、出版記念会館
 発足の準備として、雑誌等に紹介された地域と連携して教育活動を行っている学校や個人および各種の研究会等で知り合った知人に、会に参加の意志があるかどうかを打診。
 1997年5月。宮崎稔が秋津での実践をまとめた「学校と地域のかろやかな連携」が、読売教育賞「地域社会教育部門」で最優秀賞を受賞
※このころから、会に参加する意志のある人からの返信が届き始める。 

【発 足】

○日時:1997..3(日)於、秋津小学校 参加者25名(会員登録者 56名)

その後、日本教育新聞・朝日新聞に紹介されたこともあり、9月末で65名が会員登録。

○役 員 
会 長: 宮崎 稔(秋津小校長)


副会長:岸 裕司(秋津小学校コミュニティルーム運営委員長)

監 事 :野沢令照(仙台市教育委員会)

  同 : 吉川真紀(秋津コミュニティ)

事例発表 
  岸 裕司(秋津小学校コミュニティルーム運営委員長)/宮崎 稔(秋津小校長)/直井和子(習志野市教育委員会)/矢吹正徳(日本教育新聞社)/ 山本恒夫(筑波大学教授)

○ワークショップ

※その後、融合研のマークが決定(デザイン:秋津コミュニティ「関知磨子」)

※また、融合研会員名簿の作成とメールアドレスの取得が、年内に行われた。

【フォーラムの歴史】

○第一回 1997.8.3(発会当日 秋津小学校)内容:上記「発足」欄参照
○第二回 1998.8.1(発会1周年記念)会場:習志野市津田沼サンロード

《内容》

講演@「21世紀の生涯学習と学社融合」
   講師:文部省生涯学習局生涯学習振興課長 寺脇研

講演A「子供が生き生きするまちづくり」
   講師:スェーデン社会学者 ブライアン・アシュレイ

パネルディスカッション「学社融合への具体的方策」

パネラー:分科会事例発表者

分科会@「世代間をつなぐコミュニティ活動」
     発表者:瀧野英一(市川市サンシャインクラブ)

分科会A「高齢化社会と学校・社会の融合」
     発表者:庄子平弥(仙台市シニアネットクラブ)

分科会B「学校・社会の融合と行政の役割」
     発表者:越田幸洋(鹿沼市教育委員会)

分科会C「過疎化地域における学校・社会の融合」
     発表者:望月利和(山梨県早川町立早川南小学校PTA)

分科会D「学校と地域との融合による町づくり」
     発表者:野口陽一(秋津コミュニティ)

※施設見学及び懇親会場;秋津小学校コミュニティルーム

○第三回 1999.8.7 会場:宮城県仙台市「エル・パーク仙台」

テーマ「来るべき21世紀へ向けての教育大改革」

《内容》

基調講演「千載一遇の時・学社融合の無限の可能性」

     講師:文部省大臣官房政策課長 寺脇研

パネルディスカッション「教育大改革へ向けて」

     パネラー:小松弥生(仙台市教育長)と分科会提案者

分科会@「学校教育に生かす地域の文化・人的資源」

     発表者:加川ゆう子(仙台市七北田小学校長)

分科会A「学社融合に向けた行政側からの支援の在り方」

     発表者:越田 幸洋(鹿沼市教育委員会)

分科会B「地域社会から学校教育へのアプローチ」

     発表者:山口 哲男(仙台市PTA協議会顧問)

分科会C「企業と学校・地域の新たなネットワーク」

     発表者:針生 英一(情報のあんこ・針生印刷社長)

第四回 2000.8.18(金)〜19(土) 会場:千葉県市川市「市川グランドホテル」

テーマ「21世紀の教育創造・その具体策は今!」

《内容》

基調講演「学社融合が切り拓く無限の可能性」
     講師:文部省大臣官房政策課長 寺脇研

分科会A「合校構想(学働遊合)と学社融合の接点」
     発表者:大田篤(経済同友会副理事)

分科会B「学社融合のプログラムづくり」
     発表者:越田幸洋(鹿沼市教育委員会)

分科会C分科会「地域で進める子ども外国語学習」「地域で進める子ども外国語学習」
     発表者:吉田博彦(NPO法人教育支援協会代表理事)

分科会D「市川市コミュニティ施策と学社融合」
     発表者:押田敏郎(市川市教育委員会)

パネルディスカッション「学社融合による教育創造の可能性を探る」市川JC主催

パネラー:嶋倉 剛(文部省生涯学習局生涯学習企画官)/中川憲行(文部省初等中等教育局小学校課教育課程企画室長)/大田 篤(経済同友会副理事)/松山政司(日本青年会議所‘99会頭)/最首輝夫(市川市教育長)

第五回 2001.7.7(土)7.8(日) 会場:鹿沼市立石川小・栃木県厚生年金休暇センター

テーマ「21世紀の学びをデザインする」

《内容》

基調講演「21世紀の学びをデザインする」

     講師:文部科学省生涯学習政策局生涯学習政策審議官 寺脇研

分科会(一日目)「鹿沼づくし」 発表者:石川小ボランティア/鹿沼市国際理解教育支援ボランティアネットワーク(酒井直江、福田玲子、堀川佳子)

分科会(二日目)

分科会@「はじめての学社融合」 
  発表者:金子禎人(新潟県川場村立中保倉小)/高井千幸(静岡県引佐町立井伊谷小支援ボランティア)/江口勝善(千葉県鎌ヶ谷市立初富小)/
  竹内久子(仙台市泉市民センター)/和泉裕一(新潟県青海町立市振小PTA)/中川洋太(神奈川県厚木市教育委員会)

分科会A「学校を地域施設化した学社融合のこれから」 
  発表者:徳永恵美子(福岡市)/原省司(新潟県上越市立大手町小学校ボランティア)/油谷雅次(大阪府貝塚市立北小ふれあいルーム)/
  夏井賢(資料参加・川崎市教育委員会)/京都市立小学校の「ふれあいルーム」事業開始 報告:岸 裕司(秋津コミュニティ)

分科会B「授業を学社共学の場とした学社融合のこれから」 
  発表者:矢野智志(大阪府忍小)/野沢令照(仙台市)/山谷真名(構想日本)/阿久津美春(新潟県)

分科会C「教師とボランティアが協働する図書館教育」 
  発表者:藤尾智子(岩手県紫波町教育委員会)/福聚典子(栃木県鹿沼市・KLV協会)/久川要(北海道札幌市・学校図書館開放協議会)

 第六回 2002.8.10(土)8.11(日) 会場:福岡県社会教育総合センター

テーマ「さあ本番!学社融合の教育創造〜子供がつなぐ学社融合〜」

《内容》

提言1 「高齢者は社会資源だ」 庄子平弥(シニアネット仙台)

提言2 「佐賀県『学社融合』のこれまでとこれから」 村岡智彦(佐賀市立嘉瀬小)

提言3 「インターネットで出会いをあそぼう! IT時代の子どもたちとともに」 
 斉藤正一・斉藤有紀(NPO法人LIT)

 分科会A「学社融合っておもしろい」 
  事例発表者:中政勝・仙波英徳・山下道子(愛媛県松山市PTA)/
  村上 弘(北九州市立市民福祉センター)/江口勝善(千葉県鎌ヶ谷市立初富小)

 分科会B「地域・行政と歩む学校・コミュニティづくり」 
  事例発表者:西川敏之(山口県大島郡教育事務協議会)/
  氏原昭彦(群馬県企画部企画課)・戸叶俊文(群馬県大島公民館)
  野口正之(北九州市門司区藤松公民館)
  大畑伸幸会員(島根益田市教委)+渋谷秀文会員(津和野町教委)+勝部薫氏(津和野町立木部小教頭)※遅れたため「屋台」発表


 分科会C「環境学習とビオトープづくり」 事例発表者:今野英山(樺|中工務店技術研究所先端研究開発部)
  漁師政子(高知子供の遊びを考える会)
  槙重善(秋津コミュニティ)・田中宏美(千葉大学) 
  栄永徳博(熊本県水俣市環境対策課長)

 分科会D「総合型地域スポーツクラブとコミュニティづくり」
  事例発表者:田上洋介(長野県上松町教育委員会)
  中平稔人(福岡県教育長教育振興部スポーツ健康課)
  田中理恵子(福岡市主婦卓球愛好会)
  嶋村清一(習志野市ベイサイドスポーツクラブ)


ファシリテータによる分科会報告

提言4「学校の安全と地域のノーマライゼーション」 種田祝次(秋津コミュニティ)

提言5「完全学校週5日制とコミュニティづくり」 岸 裕司(秋津コミュニティ)

講演「さあ本番!学社融合の教育創造 」 講師:文化庁文化部長 寺脇研

パネルディスカッション「学校と地域の融合〜それぞれのアプローチから〜」

パネラー:寺脇研(文化庁文化部長)/油谷雅次(大阪府社会教育委員)/江口勝善(千葉県鎌ヶ谷市立初富小)/松浦義和(広島県戸宇小)

第七回 2003.9.27(土)〜9.28(日) 会場:大阪府立青少年野外活動センター

テーマ「ひとり一人の“わたし”が息づく『学社融合』を求めて」

《内容》

提言1「幼児も子育て家族もイキイキ―学社融合の前にあるもの先にくるもの」
    山本健慈(アトム共同福祉会理事)

提言2「私のノーマライゼーションのまちづくり実証実験体験活動―誰でもが安全に安心して暮らせるまちづくりへの道筋―」
     庄子平弥(シニアネット仙台)

分科会1「地域コーディネータからの発信」 
  事例発表者:明貝一平・井戸本好晴・石崎正信・水谷徳子(大阪府地域コーディネータ連絡協議会)
    横山正和(大阪府吹田市・土曜チャレンジャー)


分科会2「公民館が発信するまちづくり」 
  事例発表者:岡野智子(大阪府貝塚市浜手地区公民館)
    村田和子(大阪府貝塚市教育委員会)

分科会3「『秋津野塾』のトキを越えての自主・自立のまちづくり」 
  事例発表者:玉井常貴(和歌山県田辺市上秋津公民館)
     原和男(和歌山県田辺市上秋津「きてら」)

分科会4「はじめての学社融合」 
  事例発表者:渡邉喜久(静岡県富士宮市教育委員会)
  城佐知子(静岡県富士宮市立大富士中PTA)
  梶野光信(東京都教育庁生涯学習スポーツ部)
  堀越幾男(足立区地域教育サポートネット)
  和泉裕一(新潟県青海町市振中学校PTA)

インタビューダイアローグ(鼎談) 
  
語り手:大平光代(弁護士)+田上時子(NPO法人女性とこどものエンパワメント関西) 聞き手:油谷雅次(大阪府社会教育委員)

※初めての試みとしてインターネットを使い、フォーラムの内容をフォーラムに参加できない会員に即時に発信しました。
  IT環境が悪かったのですが、担当者の精力的な努力で見事にやり遂げてくれまし
た。